行政・環境事件
花園町・町長のカナダ視察旅行 住民監査請求事件
旧花園町の町長が、議員とともにカナダへの視察旅行に行った際の経費について、税金の無駄遣いとして住民監査請求の対象とされた。町の監査委員は、この監査請求を認めなかった。そこで、住民が、地方自治法の規定に基づいて住民訴訟を提起したものである。
争点は、ずばり、「カナダへの視察が有益な支出に該当するか否か」という点に尽きる。町長側は、観光地の巡っているだけであることについて、町会議員との懇親を深める必要があったなどを主張した。
最終的には、判決にいたり、視察旅行が町の行政執行としては無駄であることを理由として、全額の返還が認められた。