岡部町の西田地区に、競艇の場外舟券売り場(ボートピア)の建設計画が持ち上がった。地域の住民、特に子どもたちを抱えるPTAなどが中心となって、舟券売り場が営業することによる、風紀、環境の悪化、自動車集中による公害などを理由として建設反対運動が取り組まれた。この運動を法廷でも支えるという観点から、建設差し止め訴訟が、さいたま地方裁判所熊谷支部に提起された。

 自動車の集中、風紀の乱れ、通学路との関係などを主張・立証して、ボートピアが設置された場合の環境の悪化を主張・立証した。法律論だけではなかなか困難な事件であったが、毎回の裁判に多数の住民が法廷傍聴に参加して運動を支えることとなった。

 地裁、高裁と敗訴が続き、最終的には、ボートピアは設置され操業に至っているが、地域住民が団結して地域の環境改善に向けて力を合わせた経験は無駄ではなかったと思う。